ふれること、ふれられること

私は、人にふれられるのも、ふれるのも、好き。
とは言っても、好きな人に限るけど。

先日、癌で入院してる友達のお見舞いに行ってきた。
お買い物を頼まれていた、
「THE BODY SHOP」ムスクのボディローション&お料理本を持って、
病室に入ると、偶然にも、前の会社の先輩も来ていた。

先週、先輩とお見舞いに行った時は、
「点滴のせいで、足がむくんでいる」と聞いたので、老廃物を取り除く効果のあるレモンの香りのついたジェルをこれまた「THE BODY SHOP」で買って、病室で足裏マッサージを二人でしていた。

だけど、抗がん剤治療中の同室の患者さんに
「においが気持ち悪くなっちゃうので、やめてもらえる?」と言われて、
「ごめんなさい」と謝り、即やめた。
配慮が足りなかったなと反省して、ジェルなしでマッサージしていた。
「今度はにおいのないオイルを持ってくるね」と先輩は言い、
今日は、そのオイルでマッサージをしていた。
病室も個室に移動していて、気兼ねする事なく出来た。

先輩は、マッサージ、私は、レイキヒーリングをした。
マッサージとヒーリングの効果はそれぞれあるけれど、やっぱり、人に触ってもらって安心する効果がすごく大きいんじゃないかなって思った。

先輩は、足だけでなく、手もマッサージしてあげていた。
手も、足と同じように、全身のツボがあり、更に体の中でも敏感な部分だから、足同様、普通に気持ちが良い。

手で、手をマッサージする、ってなんだかいいな~暖かいな~って思った。
とても優しい行為に見えた。

普段、友達同士って、手をつないだりとか、ふれあったりってあんまりしない。
(たま~にそうしてる人達も見かけるけど…)

例えば、初対面の時の握手する行為って、相手に安心感を与える事と、
そしてお互いを知る一番早い行為だと思う。
それ位、手って敏感で、全てを無意識の内に瞬時に情報を受けとる気がする。
受け取るだけじゃなく、情報を与えてもいる。
情報というか、その人の思いとか、気持ちとか、そういうこと。

実は人間ってとっても敏感で、普段は気のせいにしちゃっているような事でも、
体で色んな事を感じ取ってる。
それがとくに「手」なような気がする。

病院で一人でいる場合、不安で仕方ない時、
誰かが手を握ってくれるだけで落ち着く、安心する。

だから、恋人同士が手をつなぐのもとっても大事な行為だと思う私。

という私は、痛い時に、好きな人といるとその痛みが少し減る。
更にふれていたり、ふれられていると、痛みがなくなる。
好きな人がそばにいたら、ホント薬いらず。

人間のからだとこころって、本当に繋がっていて、からだなんて、かなり単純だと思う。
(私だけかな?)
逆につながっているからこそ、こころのストレスが体にすぐ出ちゃうんだけど。

好きな人がそばにいてくれたら、病気なんてすぐなくなっちゃうし、
まず病気にならないのかも。

ってことは、私の病気は、まだ治らないってことだけど…

一番は、ハグして、ハートとハートをくっつけるのが一番。
とはいえ、日本では、「ハグ」はやっぱり特別なもの。

そして、病院にも「リフレ」などの代替医療を、入院患者のために気分転換程度でも良いから、取り入れたらいいのにな~と
つくづく思ったのでした。