秋田の玉川温泉 体験記

秋田にある玉川温泉
ここは、山全体が「北投石」(ほくとうせき)という、「岩盤浴」が有名な場所でもある。

北投石は、世界中で台湾の「北投温泉」と
秋田県の「玉川温泉」にのみにしか存在しない、
超貴重な鉱物で、天然記念物とされている。
強い放射能を有し、薬石として有名で、あらゆる病気に効果があるらしい。
特に癌患者の人が多く訪れる場所。
この放射能が癌に効くというわけである。

温泉地内に、地熱のある岩場があり、
付近一帯の「岩盤」と呼ばれる場所で、温熱浴、「岩盤浴」を行う。
周辺一帯は手を加えず自然のまま、国立公園内とされていて、無料で利用できる。

また、玉川温泉は、一ヶ所から湧き出るお湯の量が日本一であり、
更に日本一の強酸性の温泉で、療養効果が高い。
皮膚病、動脈硬化、神経痛、消化器疾患、糖尿病、婦人科系、等々に良いとされ、
逆に、癌などの悪性腫瘍は、禁忌症とされている。

岩盤浴のために、癌の人が多く来るが、
癌は禁忌症とされている玉川温泉
それでも多くの人がやっぱり訪れる。

強酸性のためお湯の刺激が強く、肌に合わない場合もあるので、
初めての場合は3日間で試す方が良いらしい。
湯治期間は、3日一巡り×三巡りの9日間が目安で、
可能であれば2週間以上が理想。

という事で、まずはお試しと思い、3泊4日にしてみた。

岩盤浴のそばにある宿、「玉川温泉」と
そこから少し離れた「新玉川温泉」は予約が一杯だった。
玉川温泉」は、700人もの人数が宿泊できる大型湯治宿なのだが、既に一杯。
この温泉の人気の程が伺える。

という事で、更に離れた場所にある「湯治館 そよ風」に電話をしてみる。

シングルルーム(1泊2食付¥12,000)はもう一杯だった。
4人部屋(1泊2食付¥9,000)は空いていると言われ、皆で布団並べるの???と思い躊躇したが、
ベットで、天井までではないがアコーディオンカーテンで仕切られているという事だったので、
まぁ、いいかと思い予約をした。
というか、予約が一杯だった。
3週間前に予約しようとしている私が甘かったよう。

これは後で知ったのだけれど、冬季は雪のため一時休業するが、
それ以外の季節は常に予約が一杯とのこと。
「湯治館 そよ風」は団体宿泊客を入れないため、ぎりぎりでも予約が取れたらしい。

金券ショップで、新幹線「こまち」の東京~田沢湖間片道¥13,600(通常¥15,580)を購入。

さぁ、初の東北、秋田へいよいよ出発!!